空飛ぶタイヤ(上) 池井戸潤 著


皆様こんばんは。出会いました。

2018年一番面白かった小説です。

 

 

早速ですが、超超超 面白い小説を読みました。いやー本当に面白い!
今年6月に映画化もされました、

【空飛ぶタイヤ】

「寝る間も惜しんで」という言葉がありますが、まさに今回、いつも7時間30分以上寝ようとしておりますが、

この本を読み始めてから3日間は5時間30分ぐらいになりました。

凄く面白いので、具体的にあげちゃいます。

①これからどうなっていくのだ!?というドキドキしながら今後の展開が気になる感じが最高
②主要な登場人物のそれぞれの視点で考えや行動が描かれてるのが面白い。逆にこいつはこう思っているんだ。みたいな
③会社組織の出世、人事事情が面白い。私もサラリーマンなんで、所々生々しさがある感じが面白い。
他にも読みやすい、本の重みがしっくりくるとか、たくさんありますが、とても素敵ですが、

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赤松運送の運転するトレーラーからタイヤが外れ、歩道を歩いていた母親と息子に直撃し、
息子はかすり傷で済んだが、母親は死亡した。
タイヤが外れた理由は「整備不良」とされ、中小企業の赤松運送は主要取引先を失い、
資金繰りが出来なくなっていく。。
しかし赤松運送の社長、赤松はこの判定された、「整備不良」に疑問を持っていた。
なぜなら、今回の事故車両も国で定められている定期点検以上の項目を点検していたからだ。
そこで赤松は超大手財閥系会社 ホープ自動車が販売するトレーラー自体に欠陥があったのではないかと疑いを持ち動き出す。
赤松運送、ホープ自動車、ホープ銀行、週刊誌、警察、赤松家族、多くの登場人物が、それぞれの考え、思いを胸に動き出す。

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今回は、超簡単にまとめてみました。

皆様も少し読みたくなったのではないでしょうか?ぜひ一読をお勧めします。

最後に「空飛ぶタイヤ 上」で拾った一行を書いて終わりに致します。

「くだらない奴が出世して、本当に実力のある人間たちが莫迦(ばか)を見る世界。一体全体、上司も人事部もどこに目を付けているのだろうと、ひそかな怒りはいつだって自分の腹の中で燃えていたはずだ。それがどうだ。いまや自分もアホな人事部並みときた。」

これは赤松社長の言葉ですが、社長でも間違えることはあるのです。
その時はしっかり間違えを認めて、社員に素直に謝罪できる、そんな当たり前の事が出来ることが素敵だなと思います。そして、切り替え後腐れなく堂々とまっすぐに生きる。そんな男気のある社長の言葉でした。
次回もお楽しみ下さい!!